- 2025年CS2シーンの新時代とは
- rainが警鐘を鳴らす大会過密とメンタル負荷
- オープンカレンダー時代の戦い方と大会選び
- FaZeが勝てなくなった理由と復活への課題
- MOUZとの因縁とリベンジマッチ
- FaZeベンチ入りから別れまで:3541日の物語
- 100 Thieves加入後のrainとCS2で戦い続ける理由
- CS2スキン経済とプロプレイヤーのリアルライフ
- CS2競技シーンの未来とプレイヤーへのメッセージ
2025年CS2シーンの新時代とは
2025年、Counter-Strike 2(CS2)の競技シーンは大きな転換点を迎えました。長年続いてきたフランチャイズ制リーグが姿を消し、トーナメント主催者がより自由にイベントを組めるオープンカレンダー時代に移行したからです。
一見すると、これはチームやファンにとって「大会が増えてうれしい」ポジティブな変化に見えます。Valveメジャーへ繋がるポイント制の導入により、チームは年間を通して様々な大会でポイントを稼げるようになりました。ESL、BLAST、PGLに加え、StarLadderのような往年の主催者も復帰し、毎月のようにビッグイベントが並ぶカレンダーが誕生しています。
しかし、この「大会の自由化」には裏側があります。FaZe Clanのベテランライフラー、Håvard "rain" Nygaardは、2024年の時点ですでに2025年の過密日程とメンタル面の崩壊を予感していました。本記事では、その懸念と、彼自身のキャリアの転機となった2025〜2026年の流れを整理しながら、CS2プロシーンの現在地を深掘りしていきます。
rainが警鐘を鳴らす大会過密とメンタル負荷
オープンカレンダーによって、CS2の大会数は一気に増えました。メジャーランキングポイントをかけたイベントに加え、賞金重視の招待制トーナメント、小規模ながらもオンラインで行われるリーグなど、プロチームにとっては休む暇のないスケジュールが組まれつつあります。
rainはこの状況について、インタビューの中で率直にこう語っています。
- 2025年はメンタル的に非常にハードになる
- 大会数が多すぎて"オーバーサチュレーション(過密・飽和)"が起きている
- 選手だけでなく、視聴者側の疲れや視聴者数の分散も避けられない
CS2のトップレベルで戦う選手は、オンライン練習、ブートキャンプ、長時間のフライト、時差ボケ、メディア対応など、ゲーム以外の負荷も背負っています。rainにはまだ幼い家族もおり、家庭と競技の両立は年々難しくなっています。
彼が恐れているのは、ただの「忙しさ」ではありません。重要なのは、
- 選手のバーンアウト(燃え尽き)
- 視聴者の大会離れ・配信視聴数の低下
- 大会の価値やプレミア感の希薄化
という長期的な悪影響です。大会が毎週のように開催されれば、「全部を見る」ことは現実的ではありません。結果、ファンは自分の推しチームの試合か、特定の主催者の大会だけを見るようになり、視聴者数が分散してしまう可能性があります。
rain自身も、プレイヤーとしてトップコンディションを維持することの難しさを認めています。特に30代に差し掛かるベテラン選手にとって、コンスタントな大会参加とハイパフォーマンスの両立は、肉体的にもメンタル的にも過去最高レベルのチャレンジです。
オープンカレンダー時代の戦い方と大会選び
とはいえ、「大会が多い=悪い」と単純に切り捨てることはできません。オープンカレンダーには、チームにとっての戦略的な自由度という側面もあります。FaZeのようなトップチームは、
- どの大会に出場してランキングポイントを狙うか
- どのイベントを調整や練習の場とみなすか
- どこでリフレッシュのために休むか
といった判断を自分たちで行えるようになりました。
rainは、「自分たちは賞金だけを見て大会を選ぶつもりはない」と明言しています。彼らが重視するのは、
- 会場の規模(大観客のスタジアムかどうか)
- イベントのブランド力・歴史
- トップチームが集結するかどうか
といった“栄光”の要素です。FaZeのようなビッグネームにとって、メジャーや伝統ある大会で優勝する価値は、単純な賞金額以上に大きいからです。
「独自サーキット化」のリスク
rainが懸念しているもう一つのポイントが、主催者側の「囲い込み」です。オープンカレンダーは本来、誰にでも開かれた構造ですが、
- ある主催者が特定のトップチームに経済的なインセンティブを提示し
- 自社サーキットの大会を優先的に出場するよう要請する
という動きが出てくる可能性があります。そうなると、建前はオープンであっても、実態としては“なんちゃってフランチャイズ”のような構造が再び生まれかねません。
rainはそのような「閉じたバブル」が生まれることを危惧しています。チームが金銭的な理由で特定のサーキットに縛られると、大会ごとの価値や競争の健全性が損なわれる可能性があるからです。
FaZeの大会選びはどうなるのか
インタビュー当時、FaZe内部ではまだ2025年の詳細な大会スケジュールは固まっていませんでした。rainは「状況を見ながら決める」と前置きしつつも、
- メジャーへ繋がるポイントの重要度
- 選手のコンディション管理
- チームとしてのモチベーション維持
をバランスさせながら出場大会を選んでいく方針であることを示しています。
FaZeが勝てなくなった理由と復活への課題
rainが過密日程を語った背景には、チーム状態への危機感もありました。2023年のCS2ローンチ直後、FaZeは新ゲームへの適応で一気に抜け出し、複数のタイトルを獲得。BLASTのFall Finals、World Finalsでも連続で決勝に進出するなど、誰もが認める“CS2元年の王者候補”でした。
しかし、2024年春のIEM Chengduで優勝して以降、FaZeは長いトンネルに入ります。8大会連続でトロフィーどころか決勝にも届かないという、チームのブランドからは想像しづらい不振が続きました。
なぜFaZeは失速したのか
rainはこの失速について、結果論も含めて冷静に分析しています。
- IEM Chengdu優勝後、どこかでガードを下げてしまった
- 他チームが研究を進める中、自分たちの戦術・スタイルのアップデートが遅れた
- 勝てていた時期のやり方に固執し、変化に対応しきれなかった
CS2初期は、新ゲームへのアジャストが早いチームが一気に結果を出しやすいフェーズです。しかし、時間が経つにつれ、全チームが研究と最適化を進めてくるため、初期に抜けていたアドバンテージは徐々に薄れます。そこで次の一歩を踏み出せるかどうかが、長期的な強豪と一発屋を分けるポイントになります。
FaZeは、個の火力やチームとしての経験値ではトップクラスであり続けましたが、メタの変化や他チームの台頭に対して「もう一段上の進化」が必要とされていたタイミングだったと言えます。
「グルーヴを取り戻す」ことの難しさ
rainは、チームが抱える課題を「グルーヴ(リズム)を取り戻すこと」と表現しました。メンバー構成は大きく変わっていないにもかかわらず、
- 以前ほどプレイに自信を持てていない
- 試合中の意思決定やラウンド運びに迷いが出ている
- 個々の役割やポジションに、まだしっくり来ていない部分がある
といった微妙な「ズレ」がパフォーマンスに影響している可能性があります。特に、デイビッド "frozen" Čerňanskýの加入は個人としては大成功でしたが、チームとしての最適解を見つけるには時間とトライ&エラーが必要でした。
トップチームほど、ほんの少しのバランスの崩れが結果に直結します。8大会連続で優勝から遠ざかるというプレッシャーの中で、再び自分たちらしい勝ち方を見つけることは、実績以上に難しいチャレンジだったはずです。
MOUZとの因縁とリベンジマッチ
FaZeにとって象徴的な出来事のひとつが、MOUZとのライバル関係です。かつてFaZeはMOUZ相手に7シリーズ連続勝利という圧倒的な相性の良さを誇っていました。しかし、IEM Rio 2024でその連勝はついにストップします。
この敗北は「番狂わせ」として語られがちですが、rain自身はMOUZの実力を高く評価しており、「いつかはこうなると分かっていた」とも述べています。MOUZは若い選手が多いアグレッシブなチームで、研究と修正のスピードも非常に速いチームです。
シンガポールで狙った“スイートリベンジ”
BLAST Premier World Final(シンガポール)での初戦の相手もMOUZでした。FaZe側としては、
- 連勝が止められたリオの雪辱を果たしたい
- 不調が続く中で、強敵相手にインパクトのある白星が欲しい
- 2025年以降に向けて、チームとしての自信を取り戻したい
という意味で、このマッチアップは非常に重要でした。rainは「ミスから学んだ」「リオでの失敗を糧にした」と語り、チームとして入念な準備を進めていました。
残念ながら、その後の流れはFaZeにとって決して順風満帆ではありませんでしたが、このMOUZ戦は、FaZeがまだ諦めていないことを示す象徴的な一戦だったと言えるでしょう。
FaZeベンチ入りから別れまで:3541日の物語
FaZeとrainの関係は、Counter-Strike史の中でも特に長く、ドラマの多いストーリーです。彼はほぼ10年にわたってFaZeの顔として活躍し、メジャータイトルや数々のビッグトーナメントでチームを勝利へ導いてきました。
2025年9月、ついにベンチへ
そんなレジェンドにも転機が訪れます。2025年9月、FaZeは公式X(旧Twitter)アカウントを通じて、rainをCSロスターのベンチへ移す決断を公表しました。
投稿では、
- 3541日にわたるFaZe CSロスター在籍
- 組織としても非常に難しい決断だったこと
- rainを「いまなお世界レベルの選手」と評し、キャリアはまだ終わっていないと強調
- FaZeファミリーの伝説として感謝を述べたこと
がメッセージとして伝えられました。
長年チームの象徴であり続けた選手がベンチへ回るのは、単なるロスター変更ではなく、チームの世代交代と競技シーンの移り変わりを象徴する出来事です。戦術面・年齢・チームの方向性、どれを取っても、FaZeが「次の時代」を見据えた決断であったことは間違いありません。
100 Thieves加入後のrainとCS2で戦い続ける理由
FaZeのベンチに回ったからといって、rainのキャリアが終わったわけではありません。むしろ、ここから第2章が始まります。
100 Thievesへの電撃加入
2025年11月、rainは新たに100 ThievesのCS2ロスターへ加入します。100 Thievesは過去にもCS:GOに参入した経験があり、再参入にあたってインパクトのあるプレイヤーを探していました。そこに、長年トップで戦ってきたベテランriflerであるrainがハマった形です。
FaZe所属の最後のシーズンとなった2025年は、結果だけを見ればアップダウンの激しい一年でした。S級トーナメントではトップ4を逃す大会も多く、かろうじてPGL Bucharest 2025で3位入賞を果たしたものの、FaZe全盛期と比べれば物足りない戦績と言われても仕方がありません。
それでもrain個人としては、要所でのクラッチや安定した守備的プレイなど、ベテランらしい渋い活躍を見せており、多くのアナリストは「まだ十分に通用するプレイヤー」と評価していました。
2026年もCS2で戦い続ける理由
2026年現在、rainは100 Thievesの一員として、依然としてアクティブにCS2のトップシーンで戦っています。2024年には、
- BLAST Premier World Final トップ6
- Perfect World Shanghai Major トップ6
といった実績も残しており、長期にわたり高いレベルでプレイし続けている数少ない選手の一人です。
多くのベテランがVALORANTなど他タイトルへ移る中で、rainがCS2に残り続けている理由には、
- Counter-Strikeというタイトルへの強い愛着
- まだトップレベルで戦えるという自負
- 若手に経験を伝えながらも、自分自身も勝利を目指し続けたいという意欲
があると考えられます。FaZeという「ホーム」を離れてもなお、彼のキャリアは終わりではなく、舞台を変えて続いていくのです。
CS2スキン経済とプロプレイヤーのリアルライフ
rainのようなトッププロの生活は、一見すると華やかで、賞金やスポンサー収入も大きいように見えます。しかし、現実には、収入やキャリアの寿命に対する不安、結果を出し続けなければならないプレッシャーなど、表に見えにくいストレスが常に存在します。
そんな中で、CS2コミュニティ全体を支えているのがスキン経済です。スキンは単なる見た目の変更にとどまらず、
- プレイヤー同士のコミュニケーションツール
- コレクション要素
- トレード・売買の対象となるデジタル資産
として機能しています。
CS2スキン市場とuuskinsのような専門サイト
CS2のスキン売買市場は年々成熟しており、マーケットプレイスも多様化しています。その中でも、日本語で利用しやすいプラットフォームを探しているプレイヤーには、cs2 skins の取引に特化したサイトのように、分かりやすいUIと安全性を重視したサービスが支持されています。
スキン売買サイトを選ぶ際にチェックしておきたいポイントは、
- 運営の信頼性(運営歴・レビュー・サポート体制)
- 取引手数料の明確さ
- 入出金方法の多さと安全性
- 日本語対応や、利用規約の分かりやすさ
などです。特に若いプレイヤーは、「安いから」「早そうだから」という理由だけで怪しいサービスを利用すると、アカウント停止やスキンの消失といったトラブルに巻き込まれる可能性もあります。
CS:GO時代から続くスキン文化
CS:GOの頃からスキン市場は活発で、AK-47やAWPの人気スキン、ナイフスキンなど、高額取引されるアイテムが多数存在しました。csgo skins の文化がそのままCS2に受け継がれ、今では新しいケースやコレクションが追加されるたびにコミュニティが盛り上がります。
プロシーンでも、選手の愛用スキンが話題になることは多く、
- rainがどんなAKやM4スキンを使っているか
- お気に入りのナイフやグローブは何か
- チームカラーやテーマに合わせたロードアウト
など、プレイ内容とは別の部分でもファンの関心を集めています。スキンは、選手の個性やスタイルの延長線としても機能しているのです。
スキンとメンタルバランス:楽しみ方のコツ
rainが指摘したように、2025年以降のCS2プロシーンはメンタル負荷が高くなっていますが、それはアマチュアやカジュアルプレイヤーも同じです。ランクマッチでのストレスや、勝敗へのこだわりが強くなりすぎると、ゲーム自体が楽しめなくなることもあります。
そこで、スキンを「プレイのモチベーションアップ」や「ゲームを楽しむ要素」として使うのもひとつの手です。
- お気に入りのスキンを使うことで、プレイへのテンションを高める
- 試合に負けても、「今日このスキンでカッコいい1ラウンドを作れた」とポジティブに振り返る
- 無理に高額アイテムを追い求めず、自分の予算内でコレクションを楽しむ
こうしたスタンスでスキンを楽しめば、ゲーム内経済に振り回されることなく、CS2を長くプレイし続けることができます。
CS2競技シーンの未来とプレイヤーへのメッセージ
2025年以降のCS2シーンは、
- フランチャイズリーグの終焉とオープンカレンダーの到来
- 大会過密によるプロのメンタル・コンディション問題
- 視聴者の分散と大会価値の差別化
- FaZeのようなビッグチームの世代交代
- rainのようなベテランの新天地への挑戦
といった、大きな変化とチャレンジの連続です。rainの発言やキャリアの歩みは、単なる一人の選手の話にとどまらず、CS2というタイトルが直面する構造的な課題を映し出しています。
プレイヤーとしてCS2を楽しむ私たちが意識しておきたいのは、
- プロシーンの裏側には、想像以上のプレッシャーと調整があること
- 大会が多いからこそ、自分にとって大事な試合やイベントを選んで楽しむこと
- スキンやコミュニティを通じて、ゲームを「観る」だけでなく「参加する」形で楽しめること
です。
rainはFaZeを離れ、100 Thievesで新たな章を歩み始めましたが、その姿は「年齢や環境が変わっても、挑戦を続けるプレイヤー」の象徴とも言えます。これからのCS2シーンは、若手とベテラン、新興チームと伝統チーム、そして世界中のファンが入り混じる、さらに複雑で面白いステージになっていくでしょう。
あなたも、自分なりのペースでCS2を楽しみながら、ときにはプロシーンの動向に目を向けたり、cs2 skins や csgo skins の世界を覗いてみたりして、Counter-Strikeというゲームの奥行きを味わってみてください。
CS2の未来は、rainのようなプロだけでなく、あなたのような一人ひとりのプレイヤーとファンによって形作られていきます。

















