- CS2マップ入れ替えの概要:Trainが外れAnubisが復活
- プロたちの反応:なぜAnubis復活に不満が集まるのか
- 発表タイミングの問題:なぜチームは困っているのか
- コミュニティが望んだのはCacheだった
- Anubis復活で得をするチーム
- Train削除で損をするチーム
- Anubisのメタ分析:CT強化でマップバランスは変わる?
- チーム側の対応策:練習計画と戦略の組み直し
- マップ変更とスキン市場:CS2スキンの動きも要チェック
- まとめと今後の見通し
CS2マップ入れ替えの概要:Trainが外れAnubisが復活
Counter-Strike 2(CS2)のシーズン4に向けて、アクティブデューティマッププールに大きな変更が入りました。多くのファンが「そろそろCache復活だろう」と期待していたなか、実際に発表されたのはAnubisの再投入とTrainの削除という意外な組み合わせでした。
この変更により、プロシーンでは次のようなインパクトが生まれています。
- Trainを得意としていたチームが一気にアドバンテージを失う
- Anubisを武器にしていたチームにとっては追い風
- オフシーズンの練習計画が大きく崩れたチームも多数
- ファンの間では「なぜ今Anubis? なぜCacheじゃない?」という不満が噴出
CS2では経済面の仕様変更やスモークの挙動など、CS:GO時代とは前提が異なります。そのため、過去に不人気だったマップが再評価される可能性もありますが、現時点ではまだ懐疑的な声が多いのも事実です。
プロたちの反応:なぜAnubis復活に不満が集まるのか
今回のマップ変更で最も大きなリアクションを見せたのは、やはりプロプレイヤーとコーチ陣です。SNSではIGLやアナリスト、キャスターなど、さまざまな立場の人物が意見を発信しています。
Anubisが嫌われる理由:一方的な展開になりやすい設計
AnubisはCS:GO時代から賛否両論の強いマップでした。主な理由は以下のような構造的な問題です。
- 特定のエリアを取られるとリテイクが極端に難しい
- 一部ポジションが狭く、ユーティリティ勝負になりがち
- ローテーションルートが限定的で、読み負けるとラウンドが崩壊しやすい
この結果、プロシーンでは「攻守どちらかに大きく偏るマップ」とみなされ、視聴者からも「ワンサイドゲームになりがちでつまらない」という声が少なくありませんでした。
CS2ではCT経済がCS:GO時代より改善されており、CT側の連続ラウンド維持がしやすくなったことから、Anubisのバランスも多少変わる可能性があります。ただ、現状では具体的なレイアウト調整が行われるかどうかが明かされていないため、プロたちは慎重な姿勢を崩していません。
Valveの“いつも通り”なコミュニケーション
コミュニティを象徴するワンシーンとして、キャスターのChad “SPUNJ” BurchillがX(旧Twitter)でAnubisに変更が入っているかを尋ねた際、公式CS2アカウントは「YesかNoのどちらかです」という、いかにもValveらしい曖昧な返しをしています。
こうしたスタンスに対し、プロやアナリストの中には「情報が少なすぎて準備が難しい」「競技シーンを意識するなら、もう少し透明性を高めてほしい」という不満の声も上がっています。
発表タイミングの問題:なぜチームは困っているのか
今回のマップ変更で特に批判が集中しているのが発表のタイミングです。StarLadder Budapest Majorが12月14日に終了してから、シーズン4開幕までに約1ヶ月の猶予がありましたが、実際にマップ変更が明らかになったのはシーズン開幕直前でした。
アナリストのDustin “dusT” Mouretをはじめ、多くの関係者が次のような点を問題視しています。
- メジャー終了直後から、チームは既存のマッププールを前提にブートキャンプを組んでいた
- Trainを重点的に仕上げていたチームほど、練習時間が無駄になってしまった
- 大会直前に新マップをねじ込まれると、戦術の完成度より準備不足の混沌マッチが増える
- 理想的には、メジャーのタイミングで発表し、エキシビションマッチでお披露目するべきだったという意見も
競技シーンは年間スケジュールに合わせて綿密に計画が組まれています。その中でマッププールは戦略の土台となる要素のひとつ。今回のようにギリギリでアクティブデューティが変わると、選手だけでなくコーチ陣、アナリストの負担も一気に増加します。
コミュニティが望んだのはCacheだった
今回のAnubis復活に対するネガティブな空気をさらに強めているのが、「Cacheが戻ってくる」という期待が完全に外れた点です。
CacheはCS:GO時代からファンに愛されてきた代表的なマップで、2019年以降は公式マッププールから姿を消しているものの、ピックアップマッチやコミュニティサーバーでは未だに根強い人気を誇ります。近年、ValveがCacheの権利を取得したという報道もあり、「CS2版Cacheがそろそろ帰ってくるのでは?」という期待が高まっていました。
実際、組織公式アカウントやプロチームも、SNSで「コミュニティはCacheを渇望している」と冗談交じりに投稿しており、ファンの空気感としては「Anubisより先にCacheだろ」というのが本音です。
そのため、今回のアップデートは次のような印象を与えています。
- 競技バランスよりも、Valveの内部方針が優先されているのではないか
- コミュニティの声が十分に反映されていないのではないか
- 「Cache復活」は次の大型アップデートまでお預けになる可能性が高い
とはいえ、ValveがすでにCacheを所有している以上、CS2版Cacheが復活する可能性は依然として高いと見られています。今回Anubisが先に戻ったことで、「次こそはCache」という期待値はむしろ上がったと言えるでしょう。
Anubis復活で得をするチーム
マッププールの変更は、すべてのチームに同じ影響を与えるわけではありません。特に過去にAnubisを得意としていたチームにとっては、今回のアップデートは大きな追い風となります。
Aurora:Anubisスペシャリストの完全復活?
もっとも恩恵を受けると見られているのがAuroraです。トルコを拠点とするこのチームは、CS:GO後期からCS2序盤にかけてAnubisで世界トップクラスの勝率を誇っていました。
主な強みとしては、次のようなポイントが挙げられます。
- 早いテンポとセットプレイを組み合わせた、攻撃的なTサイド
- 狭い choke ポイントでのユーティリティ管理とクロスファイア構築
- 選手個々のエイムだけでなく、マップ固有のラインナップやポジション理解の深さ
Anubisがマッププールから外れて以降、Auroraはやや成績が停滞していましたが、今回の復活に合わせてチーム公式アカウントも「We are so back」と投稿し、自信をのぞかせています。マップ1本分の強烈な武器を取り戻したことで、今後の国際大会でのアップセット候補として注目すべき存在になるでしょう。
Vitality:Train不調からAnubis得意マップへのシフト
Team VitalityもAnubis復活でプラスの影響を受けるチームの一つです。2025年シーズン終盤、彼らのTrainは戦術が研究され尽くし、ややマンネリ化していました。その結果、以前は得意マップだったTrainで落とす試合が増え、対戦チームからも「狙いどころ」としてピックされることすらありました。
一方で、Anubisに関しては状況がかなり異なります。特にオープナーのShar “flameZ” Shushanは、2025年に世界最高クラスのAnubis成績(レーティング1.39)を記録しており、マップとの相性は抜群です。
Vitalityにとってのポイントは以下の通りです。
- Trainという「研究されきったマップ」を切り捨てられた
- Anubisという既に強さが証明されているマップが戻ってきた
- flameZのエントリー力を最大限に活かせる構造のマップが増えた
今後の大会で、VitalityがBan/PickフェーズでAnubisをどれだけ積極的に通すかは大きな見どころになりそうです。
Train削除で損をするチーム
一方で、Trainがマッププールから消えることで明確に打撃を受けるチームも存在します。その代表例がMOUZとNAVIです。
MOUZ:安全牌だったTrainを失う
MOUZは2025年を通じてTrainのスペシャリストとして知られており、特にライバルであるVitality戦ではTrainが“ほぼ確定勝利マップ”として機能していました。
その結果、シリーズ構成を次のように組み立てることができていました。
- BO3シリーズでTrainを確実に自分たちのマップとして確保
- 残りのマップではある程度リスクを取ったピック・バンが可能
- メンタル的にも「Trainが控えている」という安心感を持てる
今回の変更でMOUZはこの大きな支柱を失ったことになります。今後は、別のマップを「絶対的な得意マップ」として育て直さなければならず、短期的にはシリーズ構成の安定感が落ちる可能性が高いでしょう。
NAVI:伸び盛りのTrainを育てきる前に削除
Natus Vincere(NAVI)も、ここ数ヶ月でTrainを急速に仕上げてきたチームです。特にStarLadder Budapest Majorのプレーオフで見せた、FURIA相手のTrainでの完封に近い内容は、多くのファンとアナリストに強い印象を残しました。
その試合では、次のような点が光っていました。
- CTサイドでの緻密なユーティリティ運用と重層的なクロスファイア
- ラウンド中のローテーション判断の速さ
- 個々の選手がTrain固有のポジションに対して高い理解度を持っていたこと
しかし、ようやく実戦で結果が出始めたタイミングでのTrain削除となり、NAVIにとっては育てかけの武器を取り上げられた形になりました。Anubisへの対応がどこまで進んでいるかにもよりますが、短期的にはマッププールの組み立て直しが必要になるでしょう。
Anubisのメタ分析:CT強化でマップバランスは変わる?
ここからは、プレイヤー視点・観戦者視点の両方からAnubisがCS2環境でどう変わり得るかを掘り下げます。
CT経済の変化がAnubisに与える影響
CS2では、CS:GO時代と比べてCT側の経済が全体的に改善され、連続ラウンド取得後の装備維持力が増しています。Anubisにおいてこれは、次のような影響を及ぼすと考えられます。
- CT側がAWPとライフルを組み合わせた強力なディフェンス体制を維持しやすい
- 要所となる choke ポイントでフルユーティリティを揃えやすくなる
- 結果として、過去に懸念されていた「一方的な展開」がCT側に傾く可能性もある
ただし、これはあくまで経済面の話であり、マップレイアウトやオブジェクトの形状がどう調整されるかによって実際のバランスは大きく変わります。Valveがサイレントで細かな調整を入れている可能性もあるため、初期トーナメントの試合データは要注目です。
ユーティリティとCS2新スモークの重要性
CS2ではボリュメトリックスモークが導入され、Anubisのように通路が狭く choke がはっきりしているマップほど、スモークの挙動が戦術に大きく影響します。
特に注目すべき点は次の通りです。
- グレネードや弾痕でスモークを一部だけ晴らすテクニックによるピクセルアングルの作成
- 高低差のあるエリアでのスモークの膨らみ方が、過去作と大きく異なる可能性
- 攻め側・守り側ともに新しいラインナップの研究が必須
これにより、ユーティリティの理解度と研究量の差が、Anubisにおける勝敗にこれまで以上に直結すると考えられます。初動でこの研究を一気に進められるチームが、シーズン序盤のAnubisメタを支配することになるでしょう。
チーム側の対応策:練習計画と戦略の組み直し
では、今回のマップ変更を受けて、トップチームはどのような優先順位で対応していくべきなのでしょうか。プロシーンの傾向とコーチ陣の発言から考えられるポイントを整理します。
短期的な優先事項:基礎セットとローテーションの確立
大会直前のタイミングで新マップが戻ってきた以上、チームが短期間でやるべきことは明確です。
- 攻守それぞれで2〜3パターンの基本セットプレイを作る
- IGLとコーチでローテーションルールとコールの優先順位を定義する
- リテイク用のユーティリティ配分や「捨てるラウンド」「勝負するラウンド」の設計を共有
- 選手個々に担当ポジションと責任範囲を明確化する
この段階では、細かなフェイクや変則的なラッシュよりも、シンプルだが再現性の高いラウンド構成を優先するチームが多くなるはずです。
中長期的な開発:Anubisを“自分たちのマップ”にする
シーズンが進むにつれ、Anubisをどこまで掘り下げるかはチームの方向性によって分かれます。
- マッププールを広く保ち、Anubisはあくまで「こなせる程度」にとどめる
- 逆にAnubisをスペシャリティマップとして育て上げ、Ban/Pickで強力な武器にする
後者の戦略を取る場合、必要になるのは次のような要素です。
- 相手チームごとの特定ポジションの弱点分析
- シャッフルやフェイクを多用した、読ませないラウンド構成
- CTサイドでのラウンド開始時のポジション分布パターンを複数用意し、相手の対策を上回る
プロシーンの歴史を見ると、新マップまたは復活マップをいち早くものにしたチームが、短期的に大きくランキングを上げるケースは何度もありました。今回のAnubisも、まさにそのチャンスになり得ます。
マップ変更とスキン市場:CS2スキンの動きも要チェック
マッププールの変化は、単に戦術面だけでなくスキン市場やコミュニティのモチベーションにも影響を与えます。特に、特定マップで目立つスキンは、プロシーンでの露出が増えるほど注目度が上がりやすくなります。
Anubisのビジュアルとスキン映え
Anubisはエジプト風の遺跡と水辺が特徴的なマップで、砂岩カラーやゴールド系・ターコイズ系のスキンが非常によく映える環境です。配色的に相性が良いのは例えば次のようなスキン群です。
- ゴールド装飾の多いレア度の高いライフルスキン
- ブルーやグリーンが映えるM4やAKのスキン
- 砂漠・オアシステーマのステッカーやエージェントスキン
こうしたスキンは、配信や大会観戦のクリップで目立ちやすく、Anubisの採用率が上がるほど使用される頻度も一緒に増加することが予想されます。
CS2スキン購入と売買のおすすめプラットフォーム
マップ変更をきっかけにスキンの着せ替えを楽しみたいプレイヤーも多いはずです。そうしたときに便利なのが、マーケットプレイスを利用したスキン売買です。
特に日本語ユーザーにとって利用しやすいのが、外部マーケットプレイスを活用する方法です。たとえば、cs2 skins を取り扱うサイトでは、Steamマーケットよりも安価なケースや、掘り出し物のスキンが見つかることも少なくありません。
また、CS:GO時代のスキンも引き続きCS2で使用できるため、csgo skins を整理して、今のメタやお気に入りのマップに合わせてポートフォリオを組み直すのもおすすめです。
スキン売買を行う際は、次の点に注意しましょう。
- 必ず実績のあるプラットフォームを使う
- トレードオファーの内容(アイテム名・数)を確認してから承認する
- 異常に安すぎるオファーや、不自然な外部リンクには注意
こうした基本的なセキュリティ意識を持つことで、マップ変更でモチベが上がったタイミングでも安心してスキン収集・売買を楽しめます。
まとめと今後の見通し
今回のTrain削除とAnubis復活は、CS2競技シーンにとって大きな転換点となるアップデートです。
- ファンや多くのプロはCache復活を期待していたため落胆している
- 発表タイミングが遅く、チームの練習計画に大きな影響を与えた
- AuroraやVitalityのように、Anubisを得意とするチームには追い風
- MOUZやNAVIのように、Trainを武器にしていたチームは再構築を迫られる
- CS2環境でのCT経済や新スモークの仕様により、AnubisのメタはCS:GO時代とは異なる可能性が高い
- マップ復活に伴い、Anubisで映えるスキンの需要や使用頻度も増加が見込まれる
今後数ヶ月は、各チームがどれだけ早くAnubisを研究し、自分たちの色を出せるかが鍵になります。同時に、Valveがこのマップに対して追加のバランス調整を行うかどうかも注目ポイントです。
プレイヤーとしては、新マップ(復活マップ)を研究するこのタイミングこそが、エイムだけでなくゲーム理解を一段階引き上げる絶好のチャンスです。プロの試合や配信を参考にしつつ、自分のスタイルに合ったポジションとスキンを見つけてCS2をさらに楽しんでいきましょう。
そして、モチベーションが上がったタイミングで装備も一新したいなら、外部マーケットの cs2 skins や csgo skins をチェックしつつ、自分だけのAnubis仕様ロードアウトを組んでみるのも一つの楽しみ方です。











