PARAVISIONがCS2初陣を制覇:BLAST Bounty Winter 2026優勝までの道のり

1 26, 2026
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PARAVISIONがCS2初陣を制覇:BLAST Bounty Winter 2026優勝までの道のり

BLAST Bounty Winter 2026概要とCS2シーズン開幕

2026年シーズン最初の大型CS2大会となったBLAST Bounty Winter 2026は、オンライン予選からLANファイナルまで続くシリーズ形式で開催されました。開幕直後ということもあり、チームの完成度や新パッチへの適応力を一気に測れるイベントとして、競技シーンの注目を集めました。

この大会で最も大きな話題をさらったのがPARAVISIONの優勝です。下位シードからのスタートにもかかわらず、オンライン予選ではENCEとAstralisを下し、LANファイナルではTeam Spirit、FURIA、そしてTeam Falconsという強豪を連続撃破。まさに完全な“ジャイアントキリング”ストーリーとなりました。

一方で、NAVIやFaZe Clanといったビッグネームがオンライン予選で早々に姿を消すなど、シーン全体にとっても波乱の幕開け。さらに、マッププールにはAnubis復活という要素も加わり、2026年のCS2競技シーンの方向性を占う重要な大会になりました。

グランドファイナル:Falcons vs PARAVISIONの全体像

LANファイナルのクライマックスとなるグランドファイナルは、Team FalconsPARAVISIONのBO5(Best of 5)形式で行われました。事前の評価では、Vitalityを撃破して勝ち上がったFalconsがやや有利という見方が多く、PARAVISIONは「大会の台風の目」としての扱いでした。

しかし結果は、多くのファンの予想を裏切るPARAVISION 3-0のストレート勝ち。マップごとのスコアは競っていたものの、要所要所でのクラッチと中盤以降の修正力でPARAVISIONがFalconsを完全に上回りました。

マップ構成は以下の通りです。

  • Map1:Mirage(Falconsピック) 9-13
  • Map2:Dust II(PARAVISIONピック) 11-13
  • Map3:Inferno(Falconsピック) 11-13
  • Map4:Ancient(PARAVISIONピック)※未到達
  • Map5:Anubis(デサイダー)※未到達

スコアだけを見るとどのマップも一方的な展開ではありません。しかし終盤ラウンドの締め切り能力、ピストルラウンド後の流れの掴み方、そしてタイムアウト後のアジャスト力という、BO5を戦い抜くうえで重要な要素をことごとくPARAVISIONが制しました。

マップ別分析:3-0スウィープの中身

Map1 Mirage:Falconsピックが裏目に出た立ち上がり

シリーズの行方を大きく左右したのが、FalconsピックのMirageです。通常、自信のあるマップを1マップ目に持ってくるのは定石ですが、この試合では逆にFalcons側のプレッシャーとなってしまいました。

序盤はFalconsがセットプレーと早いテンポのラッシュを織り交ぜて主導権を握ったものの、中盤以降PARAVISIONがCT側でのアグレッシブなミッドコントロールとリテイクの精度を上げて一気に流れを奪取。特に、zweihを中心としたショート〜コネクタの抑えが機能し始めてからは、Falconsの攻めが明らかに窮屈になりました。

終盤ラウンドでは、PARAVISIONが少人数状況からのクラッチを複数回成功させ、最終的に13-9で先勝。Falconsにとっては、「落としてはいけないマップ」を落としたことが精神的ダメージとなりました。

Map2 Dust II:PARAVISIONの主導権と細かい修正力

2マップ目はPARAVISIONピックのDust II。ここで注目されたのは、PARAVISIONのゲームプランの明確さマクロレベルの修正の速さでした。

  • ロング・キャットのコントロールをラウンドごとに変化させる
  • FalconsのAWPポジションに対する的確なユーティリティ
  • エコ&セミバイラウンドでのダメージ重視の選択

これらにより、スコア以上に試合の主導権は常にPARAVISION側にあったと言ってよい内容でした。Falconsも個人技で食らいつき、ラウンド差こそ2点に収まったものの、戦術の読み合いでは明らかに後手に回っていました。

11-13という接戦を取り切ったことで、PARAVISIONはシリーズ全体の流れを完全に掌握。Falconsは3マップ目に向かう時点で、マッププール的な優位性をほぼ失ってしまいます。

Map3 Inferno:Falcons最後のチャンスを封じる冷静さ

3マップ目のInfernoもFalconsピック。理論上は、Mirageと同様にFalcons側が有利なはずのマップでしたが、試合の実態は少し違いました。

特に印象的だったのが、PARAVISIONのBサイト守備の完成度です。モロトフとスモークの組み合わせで時間を稼ぎつつ、CT・コフィン・ニューボックスのクロスファイアでFalconsのラッシュをことごとく粉砕。また、Aサイトではアグレッシブにバナナ情報を取り返すことで、Falconsのセットアップを崩し続けました。

Falcons側もセットプレーやAナナ速攻などでラウンドをもぎ取っていきましたが、中盤の6〜7ラウンド連取が決定打となり、再び11-13でPARAVISIONが勝利。BO5で2度連続してピックマップを落としたFalconsは、この時点で実質的に逆転の余地を失います。

結果として、AncientやAnubisまで試合はもつれ込まず、PARAVISIONが3-0スウィープでトロフィーを獲得しました。

Team Falconsの波乱と収穫

今大会のFalconsは、結果だけ見れば準優勝という悪くない成績ですが、その舞台裏には多くの波乱がありました。

ロスター問題と精神的な負荷

BLAST Bounty Winter 2026のLANファイナルに向けて、Falconsは直前でロスター変更スタッフ不在という2つの大きな問題を抱えていました。

  • ビザ問題により、Maksim "kyousuke" Lukincが不参加となり、代わりにMatej "Nucleonz" Trajkoskiが本隊に合流。
  • ヘッドコーチのDanny "zonic" Sørensenが、兄の葬儀のためプレイオフに帯同できず、アシスタントコーチのAymein "Aymeinstein" Bencheikhが現場指揮を担当。

こうした状況は、チームの戦術面だけでなく、精神面にも影響を与えます。それでもFalconsはオンライン予選を危なげなく突破し、LANでも勝ち上がってグランドファイナルまで到達している点は、むしろ組織としての地力の高さを示す結果とも言えます。

オンライン予選:順当勝ちの中にも見えた課題

オンライン予選では、FalconsはECSTATICMonteを撃破してLAN行きを決めました。どちらも下位シードではあるものの、MonteはNAVIを初戦で倒すなど、油断ならない相手でした。

Falconsは個人技とセットプレーの両輪で安定した戦いを見せましたが、同時に序盤ラウンドの入りの弱さ格下相手への詰めの甘さも時折見られ、後のPARAVISION戦で露呈する課題の前兆ともなっていました。

LANファイナル:LiquidとVitalityを下しての決勝進出

LANファイナルのクォーターファイナルでは、Bountyシリーズ特有のシードルールにより、Falconsは下位シードのTeam Liquidと対戦。結果としては2-0勝利でしたが、Nukeでは16-14(OT)というギリギリの展開で勝ち切るなど、決して楽な試合ではありませんでした。

セミファイナルでは、最大の山場となるTeam Vitality戦。ここでFalconsは、以前のBLAST Rivalry 2025 Hong Kongに続き、再びVitalityを撃破することに成功します。Anubisでは13-6で負けたものの、シリーズトータルではFalconsが上回り、堂々と決勝の舞台に立ちました。

とはいえ、Vitality戦での細かなミスやマップ終盤の不安定さはそのままPARAVISION戦にも持ち込まれ、最後はその差が結果として現れた印象です。シーズン序盤としては上々の出来ですが、「タイトルを取り切るチーム」になるためには、ロスターの安定と締め切り能力の強化が今後の課題となるでしょう。

PARAVISION台頭とzweih加入のインパクト

今大会最大のサプライズは、間違いなくPARAVISIONの優勝です。StarLadder Budapest Major 2025でも一定の結果を残していたチームですが、ここまで世界トップレベルの強豪を連続撃破するとは、開幕前は誰も予想していなかったはずです。

Ivan "zweih" Gogin加入の効果

2026シーズンのPARAVISIONにおける最大のロスター変更が、元Team SpiritのIvan "zweih" Goginの加入です。Spiritではベンチに回っていた時期もありましたが、今大会を見る限り、彼は明らかにチームの軸となっていました。

  • 中距離〜ロングレンジでの安定したライフル精度
  • 緊張するクラッチラウンドでの冷静な判断
  • 試合中のミクロとマクロのバランス感覚

特に印象的だったのは、元所属チームであるTeam Spiritとの対戦です。クォーターファイナルでの直接対決は2-1と接戦になりましたが、鍵となるラウンドではことごとくzweihが存在感を示し、古巣にとどめを刺しました。この勝利は単なる一勝以上の意味を持ち、PARAVISION全体の自信を一気に引き上げたと言えます。

Bountyルールを最大限に活かした勝ち上がり

BLAST Bountyシリーズでは、低VRS(ランキング)チームが毎ラウンド対戦相手を指名できるというユニークなルールが採用されています。PARAVISIONはこのルールを巧みに活用し、オンライン予選ではENCEAstralisという、相対的に“安全なカード”を選択して着実に勝ち上がりました。

LANに進出してからは、もはや“安全な相手”など存在しません。それでもPARAVISIONは、

  • クォーターファイナル:Team Spiritを2-1で撃破(zweihの古巣対決)
  • セミファイナル:後半2025年に好調だったFURIAを2-0で完封
  • グランドファイナル:Falconsを3-0スウィープ

という、誰が見ても文句なしのルートで優勝を掴み取りました。特にFURIA戦でマップを一つも落とさなかったことは、単なる「勢い」だけでは説明できない完成度の高さを示しています。

今後の大会と“フロックか本物か”の検証

今回の優勝だけで「PARAVISIONは確実にトップティア」と断言するのは早計かもしれません。しかし、少なくとも2026年序盤の要警戒チームであることは間違いありません。

すでにPARAVISIONは、ESL Pro League Season 23オンラインステージへの出場権を獲得しており、今後もTier1大会での出場機会が増えていく見込みです。ここで安定して結果を残せるかどうかが、「アンダードッグのシンデレラストーリー」で終わるのか、「常連トップチーム」の仲間入りを果たすのかを左右するでしょう。

NAVI・FaZe・Vitality・FURIA…ビッグチームの不安な船出

今大会は、PARAVISIONやFalconsといったチームの台頭と同時に、伝統的ビッグチームのつまずきも印象的でした。

CS2シーンの看板であるNAVIFaZe Clanは、オンライン予選でそれぞれMonteEYEBALLERSに敗れ、早々に大会から姿を消しました。

もちろんシーズン開幕直後で、「本命はMajorに向けてピークを合わせている」という事情もあるでしょうが、それでも格下と見られがちなチームに敗北した事実は重く受け止められています。プレイヤーたちにとってもファンにとっても、2026年が簡単なシーズンにはならないと悟らせる結果でした。

Vitality:内容は悪くないが優勝には届かず

Team Vitalityは、総合的にはまずまずのパフォーマンスを見せました。Falcons戦ではAnubisで13-6勝利を挙げるなど、マップ単位で見れば光る場面は多数。大会直後にはBudapest Major 2025での優勝も控えており、チームとしてのポテンシャルと地力は依然としてトップクラスです。

今回に限って言えば、勝負どころでFalconsに競り負けた形であり、組み合わせ次第では決勝に進んでいた可能性も十分ありました。Vitalityに関しては、「不調」というよりはあと一歩の詰めが足りなかった大会と見るのが妥当でしょう。

FURIA:結果だけ見れば“ほぼノーポイント”

ブラジルの雄FURIAは、9ine、FUT、HEROICといったチームを撃破しつつも、肝心のPARAVISION戦で完敗という形になりました。2025年後半にBLAST Rivals Fallを制するなど、勢いに乗っていたチームだけに、この結果は本人たちにとっても不本意と言えるはずです。

Major優勝を狙うチームとしては、「Bounty Winter 2026で特にインパクトを残せなかった」という評価になりかねず、今後のIEMやESL Pro Leagueでの巻き返しが求められます。

Anubis復活とマッププールの変化

BLAST Bounty Winter 2026で見逃せないポイントが、Premier Season 4パッチによるマッププール変更です。Trainが外れ、Anubisが再びActive Dutyに戻ってきたことで、各チームは短期間での対応を迫られました。

大会でのAnubisの使われ方

オンライン予選の段階から、各チームはAnubisを積極的にピック/デサイダーに残しており、特にFURIAVitalityPARAVISIONが試合で使用しました。

  • FURIA vs Liquid戦では、Anubisがデサイダーマップ候補として最後まで残る。
  • VitalityはFalcons相手にAnubisで13-6と快勝。
  • グランドファイナルでもAnubisがデサイダーとして設定されていたが、3-0で試合終了のため未使用。

これらから分かるのは、チームごとのAnubisへの取り組みの差です。Vitalityは明らかにこのマップを得意マップの一つにしようとしている兆候があり、一方で他チームはまだ手探りの状況が伺えました。

今後のメタとAnubisの立ち位置

Anubisは構造的に水路やミッド周りの主導権争いが激しいマップであり、ユーティリティの使い方と連携力がものを言います。そのため、

  • 個人技頼みのチームよりも、システム化された動きが得意なチーム
  • IGLのコールが細かく、ラウンドごとのプランが明確なチーム

がメタの主役になりやすいマップです。PARAVISIONのようにチームとしての完成度が高い中堅〜新興勢力がAnubisを武器にしてくる可能性は十分にあり、2026年シーズンを通してこのマップの研究が競技シーンの一つの焦点になっていくでしょう。

CS2スキン事情とuuskins.comの活用術

大会を観戦していると、プロ選手たちの使うCS2スキンにも自然と目が行きます。武器の見た目やナイフのアニメーションは、モチベーションを上げてくれるだけでなく、自分のプレイスタイルや推しチームを表現する手段にもなっています。

なぜスキンがモチベにつながるのか

競技レベルになるほど、プレイヤーはルーティンメンタルの安定を重視します。お気に入りのスキンを装備することで、

  • ゲームにログインした瞬間からテンションが上がる
  • 自分だけの“勝負装備”を持てる
  • キルを取った時の満足感が増す

といった効果があり、結果的にプレイへの集中度が増すことも少なくありません。CS2は見た目が直接勝敗に影響するゲームではありませんが、「見た目が整っていると気持ちよくプレイできる」という心理的な効果は侮れません。

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スキン購入時のちょっとしたコツ

スキンを買い集める際は、次のようなポイントを意識すると失敗しにくくなります。

  • 使用頻度の高い武器から揃える:AK、M4、AWP、好みのピストルなど。
  • プレイスタイルに合う見やすさも重視:視認性の悪いスキンは好みが分かれる。
  • 相場をチェックしてから購入:uuskins.comのようなマーケットで価格推移を確認。
  • イベント前後の価格変動に注意:大型大会やアップデート後は一時的に値動きが激しくなることも。

こうしたポイントを押さえつつ、uuskins.comを活用すれば、自分の予算の範囲で最大限満足度の高いインベントリを作ることができるはずです。

IEM Krakow 2026と今後のCS2シーン展望

BLAST Bounty Winter 2026のグランドファイナルが終わった直後、CS2シーンはすぐに次の大型イベントであるIEM Krakow 2026に突入します。日程は1月28日〜2月8日で、今度は観客入りのLANプレイオフとなるため、選手たちのメンタルや経験値がより顕著に出る大会になるでしょう。

今大会を通して見えてきたポイントは、次の通りです。

  • PARAVISIONは要チェックのダークホース:今回の優勝がフロックかどうかを測る試金石に。
  • Falconsはロスターが揃えばタイトル候補:zonicの復帰とフルメンバーでどこまで伸びるかに注目。
  • Vitalityは依然としてトップクラス:細部の詰めを修正できれば、再びトロフィー争いに絡む可能性大。
  • NAVI・FaZe・FURIAは巻き返し必須:オンライン予選の失敗を糧に、オフラインでどこまで修正してくるか。
  • Anubisメタの深化:どのチームがこのマップを武器にしてくるかが2026年前半の見どころ。

2026年は、Cologne Major 2026に向けてチームがどのタイミングでピークを持ってくるかが重要になります。BLAST Bounty Winter 2026はその“ウォームアップ”でありながら、PARAVISIONのような新星の登場や、ビッグクラブの課題を浮き彫りにする意味のある大会でした。

観る側としては、今後のIEM、ESL Pro League、そしてMajorに向けて、どのチームがメタを先導し、どのチームが追いかける側に回るのかを見届けるシーズンになります。そして、自分のゲーム内でもお気に入りのcs2 skinsを揃えつつ、プロシーンさながらの装備でランクマッチやFACEITに挑んでみるのも一つの楽しみ方です。

PARAVISIONの快進撃が一過性のものなのか、新時代の幕開けなのか。その答えは、そう遠くない未来の大会で明らかになるでしょう。

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