- CS2マップローテーション概要:Anubis復活とTrain削除
- プロシーン&大会シーンへの影響
- コミュニティが望んだのはCacheとCobblestone
- TrainとAnubis、Vertigo、Overpassのローテーション史
- Anubisにアップデートは来るのか?考えられる変更点
- プレイヤーが今からできるAnubis対策
- マップ変更がCS2スキン市場に与える影響
- まとめと今後のCS2マッププールの展望
CS2マップローテーション概要:Anubis復活とTrain削除
ValveはCounter-Strike 2(CS2)のアクティブデューティマッププールを、シリーズおなじみのサイクルに沿って更新しました。今回の目玉は、わずか数カ月前に外されたAnubis(アヌビス)の復活と、代わりにTrain(トレイン)が排除されるという大胆な入れ替えです。
公式発表によると、Premierシーズン4の開始に合わせてAnubisが復帰し、競技シーンとマッチメイキングの両方でプレイ可能になります。一方で、長年愛されたTrainはアクティブデューティから姿を消し、1月19日以降のPremierと主要eスポーツ大会では使用不可となる予定です。
今回の変更点をシンプルにまとめると以下の通りです。
- AnubisがPremier&競技マッチメイキングに再追加
- Trainは1月19日からPremierおよび公式大会プールから削除
- 同タイミングでPremierシーズン4開始&レーティングリセット
- 記念メダルを目指した新たなランクグラインドがスタート
発表自体は短いソーシャル投稿のみで、パッチノートの詳細は後日公開とされています。そのため、現時点では「なぜ今このタイミングなのか?」、「Anubisにどんな変更が入るのか?」といった点で多くの議論が巻き起こっています。
プロシーン&大会シーンへの影響
今回のローテーションが特に物議を醸している理由は、タイミングの悪さです。CS2の2026年シーズンはすでに動き出しており、多くのプロチームは新年早々からブートキャンプやオンライン練習を開始しています。
2026年序盤の大会スケジュールとズレ
具体的な日程を見ると、違和感の理由がよく分かります。
- 1月13日:BLAST Bounty Winter 2026 の予選がスタート
- 1月19日:Train削除&Anubis復帰、Premierシーズン4開幕
- 1月下旬:BLAST Bounty Winter 2026 LANファイナル
- 1月28日:IEM Krakow 2026 開幕
つまり、予選は旧マッププール、LAN本戦は新マッププールという形になりかねません。大会運営(BLASTやESL)がどのタイミングでAnubisを正式採用するのか、またTrainをどこまで許容するのかは、直前まで調整が続くでしょう。
このズレは、以下のような問題を引き起こす可能性があります。
- チームごとに練習配分が大きく変わる(Trainをどこまで続けるか、Anubisにどれだけ時間を割くか)
- 予選と本戦で戦略が大きく変わるため、安定したパフォーマンスが難しくなる
- 大会ごとにマッププールが異なる可能性があり、視聴者にもやや分かりづらい状況になる
プロチームはすでにAnubisを理解している
とはいえ、プロチームにとってAnubisは完全な新マップではありません。過去のCS2シーズンやメジャー大会で何度も使用されており、多くのチームが既にセットアップや戦術を蓄積しています。
たとえば、2025年のBoston Majorでは、paiN GamingとFURIAがプレーオフでAnubisをピックし、ハイレベルな攻防を見せました。こうした経験があるため、トップチームの多くは、数週間あれば競技レベルでのAnubis運用に対応可能だと考えられます。
しかし、問題は「短期的な混乱」です。新しいまたは戻ってきたマップでは、以下のような現象が起こりやすくなります。
- メタが固まる前にアップセット(番狂わせ)が起きやすい
- 特定のチームがAnubisを得意とし、一時的に過剰なアドバンテージを得る
- 視聴者にとっては予測不能で面白いが、選手にはストレスが大きい
eスポーツ観戦や、合法的な範囲でのオッズ予想・eスポーツベッティングを楽しむ層にとっては、この「混沌の序盤」はある意味狙い目と言えるでしょう。
コミュニティが望んだのはCacheとCobblestone
今回のローテーションに対してCS2コミュニティが最も不満を抱いているポイントは、「新鮮味がない」という点です。SNSやフォーラムでは、以前から以下の2マップの復活を望む声が非常に多く挙がっていました。
- Cache(キャッシュ)
- Cobblestone(コブルストーン)
多くのプレイヤーが期待していたのは、CS2のグラフィックエンジンに合わせてフルリメイクされたCacheやCobblestoneでした。しかし蓋を開けてみれば、戻ってきたのはわずか半年前に削除されたAnubis。このギャップが、コミュニティの失望感をさらに増幅させています。
主な不満点を整理すると、次のようになります。
- 「せっかくの新シーズンなのに、プールが実質的に後戻りしているように感じる」
- 「CacheやCobblestoneを望む声が多かったのに、プレイヤーの要望が反映されていない」
- 「半年でAnubis→Overpass→Anubisとローテーションの方針が見えにくい」
もちろん、マップの実装には莫大な工数が必要であり、競技バランスやパフォーマンス検証などを踏まえると、簡単に「今すぐCacheを入れよう」とはいかないのも事実です。ただし、プレイヤーの期待値が高かっただけに、今回の決定が冷たく感じられてしまった、というのが多くのプレイヤーの正直な感想でしょう。
TrainとAnubis、Vertigo、Overpassのローテーション史
今回の変更を理解するには、ここ数年のマップローテーションの流れを簡単に振り返っておくと分かりやすくなります。
直近数年のマップローテーション年表
ソースに基づきつつ、全体像を整理すると以下のようになります。
- 2024年・Shanghai Major後:Vertigoが外れ、Trainがアクティブデューティに追加
- 2025年・Boston Major後:Anubisが削除され、Overpassが復帰
- 2025年末:Trainはアクティブデューティで約1年ほど活躍したのち、そこまで主流ではないが一定の人気を維持
- 2026年1月:Overpassは残留したまま、Trainが外れ、Anubisが復活
この流れを見ると、Trainは約1年という比較的短い期間しかアクティブデューティに滞在できなかったことが分かります。一方、Anubisは削除されてから半年程度で戻ってきたことになり、「なぜTrainより優遇されているのか?」という疑問も生まれています。
Trainの人気とプロシーンでの位置づけ
2025年のStarLadder Major in Budapest(通称Budapest Major)では、NAVIがFURIAを相手にTrainで勝利し、インパクトの大きい試合を残しました。ただし、マップ全体のピック率としては、TrainはAncientやOverpassよりは人気だったものの、最上位というほどではないというデータもあります。
Trainは構造的にスモークやユーティリティの理解度が勝敗を左右しやすいマップであり、経験値の高いチームほど優位に立ちやすい傾向があります。Valveが「新規プレイヤーにも分かりやすいマップ構成」を好む方針をとっていると仮定すれば、Trainが短命に終わった理由の一端も見えてきます。
Anubisにアップデートは来るのか?考えられる変更点
今回の発表時点では、Anubisが単純に再投入されるのか、それともアップデート版として戻るのかは明らかにされていません。コミュニティからの「変更点はあるのか?」という問いに対し、公式CS2アカウントはジョーク交じりの回答を返すにとどまり、核心は伏せられたままです。
とはいえ、Valveが何も手を加えずにAnubisをそのまま戻すとは考えにくく、少なくとも以下のような調整が検討されている可能性があります。
ビジュアル刷新&パフォーマンス最適化
CS2では、Source 2エンジンに合わせたライティングやマテリアルの見直しが常に行われています。Anubisも例外ではなく、以下のようなビジュアル面のアップデートが予想されます。
- 視認性を高めるための暗所の明るさ調整
- 被写体と背景のコントラストを改善し、敵シルエットが見えやすくなる配色変更
- 微妙なフレームドロップを解消するためのオブジェクト削減や描画最適化
これらはプレイヤーの体感に大きく影響する部分であり、競技性の向上にも直結します。
レイアウト調整とメタバランスの微修正
競技マップとしてのAnubisは、これまでCT側がやや有利と見る向きもありつつ、攻守ともに多彩な戦術が可能なマップとして評価されてきました。ただし、一部ポジションは以下のような課題も指摘されていました。
- ラッシュを受け止める側のカバーリングポジションが強すぎる箇所
- 一度コントロールを握られると奪い返しが極端に難しいゾーン
- ユーティリティのラインナップが限られ、一辺倒な攻めになりがちなエリア
こうした問題を解消するために、以下のような微調整が行われる可能性があります。
- 箱やオブジェクトの配置を変え、新たなピークラインやカバー角度を追加
- ルートを若干広げたり狭めたりして、ラッシュやリテイクのテンポを調整
- ジャンプスポットやブーストポジションを見直し、理不尽な射線を削除
これらは公式パッチノートが公開されるまで推測の域を出ませんが、競技バランスを見直すタイミングとしては理にかなっています。
プレイヤーが今からできるAnubis対策
プロだけでなく一般プレイヤーにとっても、マップローテーションはランク環境が大きく変わるタイミングです。Premierシーズン4のレーティングリセットも入るため、「今シーズンこそランクを上げたい」と考えているなら、Anubisへの対策は避けて通れません。
まずはコールアウトと基本動線を覚える
Anubisは構造自体が特殊というわけではありませんが、水路・橋・寺院エリアなど特徴的なエリア名が多く、コールアウトを知らないと味方との連携が一気に崩れます。最初のステップとして以下を意識しましょう。
- 自分がよく担当するサイト(A / B / ミッド)周辺の主要コールアウトを10個程度に絞って覚える
- YouTubeや配信、プロの試合を見てどんな名前で呼ばれているかを確認
- フレンドと一緒にプライベートロビーでコールアウトのすり合わせを行う
必須スモーク&フラッシュのラインナップを習得
どのマップにも言えることですが、ランクマッチで安定した勝率を出すには最低限のユーティリティラインナップが必要です。Anubisでは特に以下のようなグレネードを優先して身につけると良いでしょう。
- Aサイトへのエントリースモーク(CTメイン・ヘブンを切る)
- Bサイトラッシュ用のフラッシュラインナップ
- ラウンド序盤にミッドを争うためのワンウェイスモークやモロトフ
プロのクリップや解説動画を参考にしながら、自分の投げやすいポジションから入れる再現性の高いラインナップを2〜3パターン用意しておくと、どのロールでも活躍しやすくなります。
ロール別の練習方針
自分の得意ロールに応じて、Anubisの練習方針を変えるのも効果的です。
- エントリーフラッガー:突入ルートの最速ルート研究、ポピュラーなアンチフラッシュポジションの把握
- AWPer:ラウンド序盤に狙える有利なピックラインと、そのリスク管理
- サポート:味方の動きに合わせたフラッシュタイミングと、リテイク時のユーティリティ配分
- IGL:マップコントロールを段階的に取るラウンドプランを複数用意し、相手の対策に応じて変化させる柔軟性
このようにロール別に目標を設定することで、ただカジュアルに回数をこなすよりも短期間で習熟度を高めることができます。
マップ変更がCS2スキン市場に与える影響
マップローテーションはゲームプレイだけでなく、CS2スキン経済にも間接的な影響を与えることがあります。特に、プロシーンでの使用頻度やストリーマーのプレイ時間が増えるマップでは、そのマップに関連するスキンの注目度が上がる傾向があります。
Anubis関連スキンやエジプト系テーマの需要
Anubisはエジプト神話をモチーフにしたアートワークや建築デザインが特徴的なマップです。そのため、ゴールド系・エジプト風・神話モチーフのスキンと相性が良く、こうしたテーマのスキンが配信やクリップで映えることで、需要がじわじわと高まる可能性があります。
たとえば、以下のような傾向が予想されます。
- デザートカラーやゴールドが映えるAK・M4・AWPスキンの人気上昇
- Anubisでのハイライトクリップを狙ったナイフやグローブの需要増
- プロが特定スキンを使うことで、同スキンへの注目と取引量が増加
安全かつ効率的にスキンを売買するには
こうしたマップ変更に合わせてスキンを揃えたい、あるいは価値が上がる前に売却したいプレイヤーにとって、どこでスキンを売買するかは非常に重要です。Steamマーケットは手軽ですが、手数料が高く、実際に現金化するには制約が多いのが難点です。
そこで多くのプレイヤーが活用しているのが、cs2 skins や csgo skins の取引に対応した外部マーケットサイトです。こうしたサイトでは、以下のようなメリットが期待できます。
- Steamよりも手数料が低く、出品価格を柔軟に設定しやすい
- スキンの売却代金を現金や他の支払い手段に変換しやすい
- 相場情報やトレンドが一覧で確認でき、市場の流れを掴みやすい
特に、マッププール変更のようなタイミングは、一部スキンの需要が短期的に跳ね上がることもあるため、こまめに相場をチェックしながら売買のタイミングを見極める価値があります。
新シーズンを見据えたスキン戦略
Premierシーズン4のレーティングリセットは、単にランクをやり直すだけでなく、自分のモチベーションを上げる小さな投資のタイミングとも言えます。新しいシーズンのスタートに合わせて、以下のようなスキン戦略を検討してみても良いでしょう。
- Anubisでよく使う武器(AWP / AK / M4など)を1本だけでもお気に入りスキンに変える
- クロスヘアや設定を見直すのと同時に、グローブやナイフで見た目を一新
- あまり使わなくなったスキンを売却し、よく使う武器の高品質スキンに集約する
見た目のカスタマイズは直接的な勝率アップ要素ではありませんが、プレイのモチベーション維持という意味では意外と重要です。特にランクの長いグラインドを予定しているプレイヤーほど、自分が気に入ったスキンでシーズンに臨む価値は大きいでしょう。
まとめと今後のCS2マッププールの展望
今回のアップデートで明らかになったのは、ValveがCS2のマッププールをまだ積極的に揺さぶっている段階にあるということです。
- Trainはわずか1年ほどで再びプール外へ
- Anubisは削除から半年程度で復活
- コミュニティ待望のCacheやCobblestoneは依然として不在
短期的には、プロシーンもランク環境も混沌とした序盤を迎えることになるでしょう。しかし、こうした変化は同時に、新しい戦術・新しいスター選手・新しいハイライトを生み出すきっかけにもなります。
プレイヤーとしては、次のようなスタンスが求められます。
- マッププールの変化を嘆くだけでなく、早期にAnubisを習熟してアドバンテージを取る
- プロの試合やトッププレイヤーの配信を観て、メタの変化を素早くキャッチする
- Premierシーズン4のレーティングリセットをチャンスと捉え、設定やスキン構成も含めて環境をリフレッシュする
そして、スキン経済の観点では、Anubis復活に伴うテーマ性やプロシーンの露出増加を踏まえつつ、cs2 skins や csgo skins の市場動向をチェックしておくと、小さなチャンスを掴めるかもしれません。
今後CacheやCobblestoneがいつ復活するかは不透明ですが、今回のようなローテーションが定期的に行われることを考えると、CS2のマッププールは今後も長期的な視点で変化し続けるコンテンツであると言えます。変化を恐れるより、変化を先取りして楽しむプレイヤーこそが、新しいCS2の時代をリードしていくことになるでしょう。








